この本の帯には、「目指せ!憧れの専業とレーダー!」とデカデカと記載されています。専業トレーダーが憧れの職業かどうかは別にして、確かに、トレードを生業にしようとする方には必須の内容とも思えます。 この本が必要にならない人は、すでに稼げる専業トレーダーということになるでしょうか? デイトレードからスイングを中心に、指数先物、株式、そして為替まで幅広く扱っています。また、多数の手法を実際のトレードを例に「これでもか!」というほどの解説を加えています。そこには、読者に「理解してもらいたい」という熱意さえも感じます。 一部の記述にちょっと?(翻訳の問題?)の部分はありますが、600ページを超えるページ数ながらも、あっという間に読むことになると思います。 専業ならずとも、是非手元においておきたい良書です。
この本の副題「利益を勝ち取るための相関性のない20の戦略とテクニック」の意味はお分かりだと思います。ポイントは、気に入った売買システムを1つ採用しろということではなく、相関のない(低い)システムを複数運用することでリスクをリスク軽減を図るというものです。 とにかく、20もの投資技術が紹介されているのは圧巻です。 著者はヘッジファンドの実際の運用者であり、この本の出版時にはファンドの顧客からノウハウの公開をやめて欲しいとの話もあったらしい。とにかく、このような貴重な「資料」が書籍という形で出版されるのは、ありがたいことだと思います。 以下はこの書籍の紹介文から一部を抜粋したものです。本書の方針が理解されると思います。
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●ギャップアップ、またはギャップダウンになった銘柄を見つけだし、その中でできるかぎり短気でギャップが埋まりそうなものをトレードする。
●あらゆる瞬間において、おそらく投資家のセンチメントを最も性格に表しているNYSE TICK指標によるトレード
●芝らしい利益率を誇るボリンジャーバンドを使った革新的な短期トレーディングシステム
●年率平均100%超のリターンを誇る5ドル未満の株のポートフォリオ
●債権投資家の控えめな動きから、株式市場の方向性を予想するための貴重なヒントを読み取る
●主要な指数から除外予定の銘柄を使って利益を上げる
●間違いだとわかっていても、マーケットで常に語られている「定説」を逆手にとって利益を上げる。
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この書籍の対象はアメリカの市場であり、このまま日本の市場に適用させるためには、これらの手法を再度検証する必要もあります。 自分で何か(アノマリー等)を見つけ出そうと常に考えている人や自分で検証作業をしようとする人にとって極めて有用な宝箱にこの書籍はなると思います。 もちろん、ヘッジファンドの戦略を知りたい人にも、この書籍はきっと有用なものになるでしょう。
ヘッジファンドの売買技術-利益を勝ち取るための相関性のない20の戦略とテクニック (ウィザードブックシリーズ)